悔しいという気持ちを、あなたはどう捉えていますか？
僕は、悔しいという気持ちは、とてもマイナス面しかない、不完全な状態だと捉えています。
悔しいから、負けっぱなしは嫌だから、頑張る！
そういう風な単純な思考回路だったら良いのですが、僕は捻くれ者なので、頑張れません。
なんか考える時間があればあるほど、物事を斜めに見てしまう癖でもあるのでしょうか？
負けた、じゃあ次は...ではなく、負けた、じゃあ次もいつも通り頑張ろう！という思考回路なのです。なんの工夫もない、ただの現実逃避。
こんなんじゃ成長出来るわけがないですよね。
でも、頑張る動機が他人に負けたこと、だとすると、まるで他人のために頑張っている気がして、また違った意味で悔しくなるのです。
子供の頃から、努力が苦手な子でした。頑張るのは、やる気があるから。俺が頑張れないのはやる気がないから、だと考えていました。
でも、社会に出ると、そうも言ってられない。やる気がないから頑張れません！なんて上司に言ったら、クビになる確率は高そうです。
言う根性も度胸もないですが、一応、そこは失礼だという事は知っています。
やる気がでないのは、僕だけのせいじゃないかもしれない。でも、そこは人として乗り越えていかなければならない最低限の事のような気がします。
少なくとも、他人には変えようがないですからね、個人の性格は。
だから、僕と関わる他人は戸惑っていることだと思います。
なぜこいつは馬鹿にされても、傷つけられても、怒らないんだろう？と。
もちろん、最初は腹が立ちますし、怒りを覚えることもあります。ですが、その感情に振り回されたくない。怒りは自分の中にある感情ですが、その感情を呼び起こすキッカケ、トリガーになるのはいつだって外部からの刺激です。
要するに、他人が怒らすから怒っているんです。
その自覚がない他人の図々しさに絶望しますが、それも人生だと割り切っています。
僕はもともと温厚で物静かで優しい人間でした。少なくとも、中学生くらいまでの頃は、そんな生徒だった気がしています。でも、高校の頃、軽いいじめまがいなことが起こり、中退した辺りから統合失調症らしき症状が現れ、僕は毎日のようにイライラする人間になってしまいました。
これも全部僕だけのせいではないのですが、こんなことばかり書いてると、また幻聴に笑われてしまうのは目に見えてますが、なんとか、こんな風にもがいているんだよ、苦しんでいるんだよ、ということが伝わればいいなと思います。
長くなったけど、僕の場合、悔しいという感情は何のプラスにもなりません。誰かに負けた、ああ、悔しいな。そこで終わりです。それ以上は何も出来ません。
悔しいという気持ちを掘り下げ過ぎると、尚更自分が惨めになって苦しくなるだけなので、あまり考えないようにしています。
これが正しいのかはわかりかねますが、悔しいから、といちいち怒っていたら、何も話が前に進まない気がします。
悔しいという気持ちがあるなら、頑張ればいい。そういう意見があるかもしれませんが、俺には無理だなと思う。
頑張れば報われるのは空想の中での出来事でしかない、と思います。沢山のチャンスの糸が垂れ下がる中、ハズレを引かずになんとか、正解に辿り着く。そんなの、運でしかない。
俺はギャンブルが嫌いだ。一攫千金なんて夢見てる馬鹿が多すぎる。
宝くじなんて当たるわけがない。
そんな無謀で非現実的な夢を見るくらいなら、もっと真面目にコツコツと地盤を作り上げてやれるだけの努力をやってみろよ！と言いたい。
頑張るベクトルを間違えている。
頑張るなら、もっと違う方向で頑張ればいい。
そして、悔しいという感情に価値も意味もない、と俺は思う。
自信過剰にならずに、他人の評価を素直に受け入れて、毎日優雅に暮らしたい。
その程度の妄想なら、お金は減らない。
安いもんだ。
